WAVER
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(英)Waver[揺れる]
「ふー、疲れたねえ。半日歩くなんて思わなかったよ」 「そうだな。さっさと宿とって、寝るか。もう暗いしな」 小さな町の広場で、二人の歳の離れた少年がつぶやいた。 大人びたほうの同意に、まだ子供っぽい、長く垂れた耳を持った少年が頷く。 「でもその前に、夜ご飯食べようね」 にこりと笑ってそう言うと、大人びたほうの少年は苦笑した。 クロノアのことが気になりだしたのはいつからのことだろう。 天空寺院で半ばフライング気味に恋人関係になってから、ガンツは一切、クロノアに手を出したりしていなかった。 仲間だとか友達だとか、表向きそうとしか思われない二人にとってそれが普通だったし、あの時が少しヘンだったのだ。 そう思うことにしているにもかかわらず、ガンツの中で、クロノアはそれ以上の存在として認識されていた。すらりと細い手足、大きな目、声変わりする前の高い声。 ふとした仕草を見ても、落ちつかない気分にさせられる。 この気持ちの正体はとうに知っていたが、所詮はクロノアだって根が優しいだけで、その気持ちに至っているはずがないのだ。そう考え、ガンツはあれ以来一切クロノアに手出しをしていないのだ。それで向こうも何も言わないのだから、それでいい。そう思い込んでいた。 「ガンツ。どうしたの?」 考え事をしていると、急に目の前にクロノアの顔が現れた。不機嫌と心配が混ざったような表情で、顔を覗き込まれると流石に誰でも吃驚する。 「さっきから呼んでるのに。どうしたの?」 「い、いや、なんでもねえ」 内心どぎまぎとしながらも、そこはポーカーフェイスでごまかす。 「考え事?最近多いよね。悩みがあるなら、相談してよ。ボクたち――」 そこまで言ったクロノアが、不意に言葉を飲み込んだ。 「……え、えーと」 急に頬を赤くして俯くクロノアに、ガンツは一瞬訝る。すぐにクロノアは顔を上げるが、先ほどまでの無邪気な表情ではなく、緊張したような面持ちだった。 「ボクたち、その、こ…恋人同士…だもん」 顔をそらして、恥ずかしそうに呟くと、クロノアは緩やかに微笑んだ。 「……クロノア、お前」 クロノアの言葉の意味を理解すると同時に、ふわりと胸に体重がかかってきた。重いとあまり感じない華奢な身体が、自分にしっかりとすり寄ってきた。 「恋人同士って何すればいいのかわかんないけど…悩みとか、あるなら力になるから。ね、話してよ?」 顔だけを上げ、にこりと微笑むクロノアを、ガンツはぎゅっと抱きしめる。 「……悩み、か。もうねえよ」 不思議そうに首をかしげたクロノアを抱き上げると、ガンツはその幼い身体をベッドに下ろし組み敷いた。 「な、何するの…?」 「恋人同士がするコト」 そう答えるとガンツはにやりと笑って、器用に着ていたジャケットを脱ぎ捨てる。クロノアのシャツに手をかけ、ジッパーを下ろすと、薄い胸板に手を触れた。 「ひゃ、くすぐったいよ…んっ」 小さな口に、軽くくちづける。徐々に深く、探るように舌を絡めあうと、クロノアが身体を震わせた。 「ん、ん……っ!」 僅かに開いた唇どうしの隙間から、熱い息が零れた。早くも過敏に反応した身体を震わせながら、クロノアはガンツのシャツをぎゅっと掴む。その間にも、ガンツの手は確実に、クロノアの肌の上を這い上がり、小さな桃色の突起に指を押し付けた。 「ひゃ…あぁ!?」 次々と与えられる刺激にびくりと身体を震わせて、クロノアは涙目でガンツを見上げた。上気し、涙を含んで湿った頬がたまらなく欲情を誘う。年端も行かない同性の少年にここまで本気になるなんて、自分も終わってるなと一瞬思う。 指を押し付けて転がしていたそこに、舌で僅かに触れた。湿り気のある愛撫に、クロノアは背筋を粟立てる。 「んぁっ…、ひゃあ…っ!」 大きく身体を震わせ上げた声に自分で驚いたのか、クロノアは一瞬恥ずかしそうに瞼を閉じて、唇を噛み締めた。 「我慢するなよ」 「ふぁっ…、んんっ」 湿り気を帯びたそこを指に任せてガンツは再度クロノアに深くくちづけた。声を我慢する余裕など与えまいとするかのように、探りはエスカレートしていく。 「ん、んぁ…はぁっ──!」 溢れそうな唾液を飲み込めず、あいた隙間からこぼれ落ちる。くちゃくちゃとわざと卑猥な音を立てて、ゆっくりその唇を味わうと、ガンツはクロノアのハーフパンツのボタンをはずした。股間の小さな膨らみに手をのばす。自分のものよりも数段小さなそれは、先ほどからの快感に反応して粘りけのある透明な滴を漏らしていた。恥ずかしそうに頬を染めたクロノアにはいとわず、そこを指で刷り上げる。付け根から先端に何度も、強さを変え速度を変えて愛撫を加える。そのたびにクロノアは少女のような高い声を上げて押し寄せる快感の波に泣きじゃくった。 「あ、ぁ!やめ…そんなぁっ」 びくびくと身体を跳ねさせ、何度も絶頂寸前に追いつめられる。達する前に止まりまた再開する愛撫に、クロノアは焦点の合わない視線でガンツを見つめた。頭が真っ白になりそうで、何度も意識が途切れそうな錯覚を覚える。 「ふぁぁぁっ、ガンツ、も…やぁぁ──ひぁ…っ」 早く身体の奥に疼く熱を解放したくて、クロノアは懇願する。三度目のキスが落ちてきた。同時に二カ所からの刺激を受け、ついにクロノアはもう何が起きているのか認識できなくなった。一層強さを増した愛撫で、すぐに限界はやってきた。自身を包み込むガンツの手の中へと熱を放出すると、クロノアはくたりとベッドに身体を落とした。 「──はぁ…はぁ…──んぁあ!?」 息継ぎもつかの間、今度は手ではなくガンツの口が、クロノア自身を含み舌を絡めた。達した瞬間から間もない刺激に、クロノアの身体は敏感すぎるほどに反応した。 「が…ガンツぅっ…も、ゆるし…ひゃぁっ…!」 緩やかにしかし、確実に刺激を与えられ、クロノアはどうにかなってしまいそうだった。 「も、もう…ダメっ」 先ほどより短い時間で限界を訴えると、クロノアはすぐに果てる。二度も限界まで飛ばされて、くたくただった。こくんとガンツが喉をならして、口元を拭う。 「もっと気持ちいいことをしてやるぜ…お前がおかしくなっちまうくらいな」 そう言ってにやりと笑みを見せると、白濁色にべたべたになった下腹部から僅かに水分を拭い、その湿った指をクロノアの秘め所に押し込んだ。 「うあ…!?」 軽いものの、突然の痛みにクロノアは身体をふるわせた。指は容赦なくクロノアの中に侵入し、限界まで押し込まれる。ゆっくりと内部をかき回され、クロノアの背筋はぞくぞくと粟立った。その指の数が増えて、指先が奥までぶつかる感覚が早くなってくると、クロノアの息遣いはどんどん荒くなっていった。 「あ、やぁ…そんな──はぁぁっ…?!」 「もっと鳴けよ…クロノア」 耳元で囁かれぞくりとする。その間に素早くほかの何かがクロノアの小さな入り口にあてがわれる。 「う、ああぁぁっ…!!?」 数段強い痛みに、クロノアは我を忘れて叫んだ。ゆっくり押し入ってくるガンツのそれがすべて埋まると、クロノアは身体が壊れてしまいそうな錯覚さえ覚えた。 「い、いた…いっ、ガンツぅっ…」 思ったよりも狭いそこに、ガンツは何度も腰を押し当てる。激しく奥まで突き立てられて、クロノアの身体の奥には徐々に快感が沸き上がる。腰をしっかり抱き止められ、容赦ない律動が加えられた。 「ふぁぁっ、やぁっ…ガンツっ!も、それいじょ…っ…あぁぁ!」 ひくひくと蕾が痙攣し、ガンツ自身にも小さな刺激を与えた。微妙な刺激に耐えながら、ぐいぐいと最奥まで先端を擦り付ける。一気に達しそうになるのを我慢して、許容量を超えてひくつく蕾に刻み込むように激しく突き貫いた。 「あ、ぁぁ…っ!もう…だめ!ガンツっ…お願い──はぁぁっ…!?」 だんだんとクロノアの意識が混濁し始める。頃合いは十分過ぎ去って、身体が悲鳴を上げている。とうにそんなことはわかっていたが、ガンツはなおも律動を与え、泣きじゃくるクロノアにくちづけた。 「ガンツっ…もう…これ以上──」 皆まで言わないうちに、クロノアは自らガンツにしがみついて懇願する。体中で行き場をなくした熱の固まりが暴れているようで、ひどく疼く。その熱をすくい上げるかのようにキスを何度も交わすと、身体の奥に熱いものが流れ込んでいく。それと同時に、クロノアは意識を闇に落とした。 先ほどの行為でべたべたと汚れた身体を、ガンツはシャワーで洗い流した。腕のなかにはまだ意識の回復しないクロノアがいる。 「ちぃと無茶しすぎたか…」 目鼻に水がかからぬようシャワーを浴びせ、先程まで自身を受け入れていた蕾に指をあてがう。ぐっと指を滑り込ませると、まだ熱いままの自分の熱が流れ落ちてきた。 「……ッ」 入り口を押し広げられる感覚に、クロノアは意識のないままピクリと反応した。構わずその中から白濁した液体をかき出していると、小さく甘い声が漏れた。 「ふ…ぁ」 うっすら瞼を上げ、クロノアはガンツを見上げた。 「少し我慢してろよ」 軽いキスを落とし、蕾の奥に指を押し込む。そのたびにクロノアがぴくんと震えた。 「……はぁっ」 少しづつ熱をもちはじめる身体に、クロノアは戸惑いながらガンツにしがみついた。ようやく指の動きが止まったと思うと、また優しくキスをされた。 「ガンツ……」 とろんとした目で見上げられ、ガンツはクロノアを抱きしめて小さな頭を撫でた。 「…ありがと」 嬉しそうに微笑んで、クロノアはガンツにすり寄った。 「でも、ちょっと怖かったなぁ」 「ほとんど初めてなんだからそんなもんだろ」 あっさりそう答えるガンツに、クロノアはそうなの?と首を傾げた。 「でも…随分良かったらしいなぁ?イイ声出してやがった」 からかうように頬に手を添えて耳元で囁くと、クロノアはびくんと身体をふるわせた。 「が、ガンツが無茶するから…も、もう!やめてよ!」 真っ赤になって首をぶんぶんと振ると、クロノアはガンツから顔をそらした。 夜はまだ、ちょっぴり長い。 |
もじもじ二回目えちー話。 最初から最後までほとんどエロでしたね。久々に長いのを書いたような… ガンツはクロノアを抱くことに少しだけ抵抗感じてるとイイです。イヤなんじゃなくて、小さい子供相手に欲情することに罪悪感があるような。 した後は必ずどこかで自分を責めていればいい・・・! ダメだドンドン思考が危険になってくる。 |