Fluctuation
この小説は成人向けです。
一部に過激な暴力的描写があります。
正直個人的にはそんなに痛いと思わないのですが(こら)、
箪笥の角に小指をぶつけている人を見て痛がっているような方はなるべく見ないことをお勧めしますです…
銃でうっちゃったりするので…
それでも見たいという方は、どうぞ。
ですが閲覧は個人の責任でお願いします。
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(英)Fluctuation[ゆらぎ、変動]
いらいらと机の上の書類をたたきながら、ガンツは不機嫌そうにため息をついた。 なぜこんなに苛つくのかは本人もあまり理解はしていないようで、何度となく同じ動作を繰り返す。書類の一部は少し爪痕がついていた。 不意にガンツは椅子から離れ、無造作に脱ぎ捨てられていた赤いジャケットを羽織った。袖を通すのも野暮ったく感じるのを我慢する。 部屋を出て、漠然と行き先までの道を思い出す。旅先で立ち寄った宿のロビーで、部屋の鍵を預けた。 街の広場を抜けて繁華街に。その少し狭い大通りを歩いていると、何か視線を感じた。確実に自分にのみ向けられている視線。男を探し歩く遊女やら売春婦の視線ではない。殺気とも少し違う、こちらの様子を伺うような視線。 スリにでも狙われたか?そう思いながら、街で唯一の武器屋に入る。 たいして暇つぶしにもならない買い物をして店をでると、界隈の売春婦に絡まれた。 「失せな、趣味じゃねぇ」 この街も少しマシなところに武器屋を建ててくれ、などと思いながら、ガンツは不機嫌そうに一蹴した。早歩きで帰路につこうとして、ふと先程の視線をまた感じた。 「…暇つぶしにゃなりそうだな」 虫の居所が悪いというのはこういう事なのだろう、ガンツはわざと狭い路地に入り、一つ目の角で相手を待ち伏せた。 尾行に慣れていないらしい、小さな足音が近づいてくる。その音が角にさしかかったとき、ガンツは腕を延ばして相手の首に回した。 「ふぎゃっ!?」 「よぉ、何の積もりだ、人の後をこそこそと」 暗くてよく見えないが、腕の中でじたばたもがいているのは小さな子供らしい。その子供が必死に叫んだ。 「は、離してよ、誤解だよ、ガンツ!」 「!?」 その声にぱっと腕を離す。聞き覚えのある声に、よく見ると見覚えのあるシルエット。 「クロノア!?何でおめぇがオレを尾行すんだよ!?」 どこかに出かけていたはずの旅の仲間に、当然の質問を投げる。小さな少年はばつが悪そうに、 「広場でこっちに行くのが見えて…何しに行くんだろうって思って…その」 「…おめぇ、まさかオレが女でも買いに行くとか思ってやがったのか?」 繁華街という場所柄、それは容易に想像できるだろう。ガンツ自身も、もし女が苦手でなければそれもあり得たとこっそり考えている。どこに行くか気になるなら最初から声をかければいいのだ。 「そ、そんなこと…っ」 クロノアがぶんぶんと首を振り、否定するその表情に焦りが見えるのは、図星の証拠だろう。 ガンツはニヤリと笑って、クロノアのシャツの襟をつかんだ。そのまま担いで、裏通りを進む。クロノアがじたばたと暴れた。 「ちょっと、下ろしてよ!あやまるから!ねえ!!」 「残念だったな、今日のオレは虫の居所が悪ィんだ」 すたすたと歩き宿に向かう。その間もクロノアが暴れるため、ガンツはその額に銃を突きつけた。 「大人しくしねえと、このまま引き金を引くぜ?」 「…っ!?」 ガンツの目が本気であることに気づいて、クロノアは絶句した。地面に降ろされはしたものの、右手首をきつく掴まれている。表通りに出て、すぐに自分たちの宿に向かった。 「が、ガンツ…」 「黙れ」 鍵を二つとも受け取り、ガンツは自分の部屋のドアを開く。クロノアを連れたまま鍵を閉めると、その小さな体をベッドに放り投げた。 「うわ…!」 ベッドの上とは言え、強く投げられ衝撃にむせる。その上からガンツがすばやく覆い被さった。 「ガンツ、何すんの…っ、やめて!」 「うるせぇ、大人しく言うことききやがれ。暴れるなら撃つ」 腰に下げていた銃をクロノアの左腕に押しつける。びくりと身体を震わせ、クロノアはガンツを見上げた。 「ガンツ、何で…何でこんな事っ…」 「言っただろ、虫の居所が悪ィ。それだけだ」 ガンツはクロノアに銃を突きつけながら、器用にシャツのジッパーを下ろしていく。クロノアが嫌だと首を振るが、構わずにズボンのボタンも外す。 「…!!」 その行為に驚きクロノアは思わずガンツの手を払いのけようと、自由になっていた左腕を動かした。瞬間、鈍い衝撃とともに二の腕に激痛が走った。 「──う、うあああっ!?」 ゼロ距離の射撃のせいで、撃ち抜かれた部分の皮膚は火傷を負う。滅多にないほどの激痛に、クロノアは泣き叫んだ。 「ぴーぴー喚くんじゃねェ、このガキ。それ以上暴れるなら右も撃つぜ」 「ひ…っ」 容赦なくまだ熱の残る銃口を突きつけられる。クロノアは泣き叫ぶ代わりに必死に首を横に振った。 「う、撃たないで…っ!お願い、い、いうこと、きくから……」 懇願するクロノアに、ガンツはニヤリと笑みをこぼす。 「なら大人しくしてな」 傍らに銃を置き、ガンツはクロノアの薄い胸板に舌を這わせた。同時に下着の下にも手を忍び込ませると、クロノア自身を強く握り込んだ。急激な刺激に、幼い身体はのけぞり、ぽろぽろと涙をこぼした。 「う、あ…ぁっ、ガンツっ…」 やめてくれという言葉を飲み込んで、クロノアは与えられる刺激に懸命に耐えた。左腕の痛みと相まって、背筋に寒気が走り震える。泣きじゃくって赤くなった瞳からまた涙がこぼれた。 「言うこときくって言ってたよなぁ?」 クロノアの小さな頬を片手で持ち上げ、ガンツは軽いキスを落とす。 「んん…っ」 身構えたものの、穏やかなキスでクロノアは一瞬安心する。右手でガンツのジャケットを軽くつかむと、涙をためたままの瞳を閉ざした。 歯列をゆっくりとなぞられる感触に、むず痒さとしびれるような感覚を覚えた。舌先を吸い上げられビクンと身体を跳ねると、ようやく解放される。 「オレが怖いか?ん?」 唇を離して、ガンツは問いかける。答えは帰ってこない。それでも構わなかったのか、ガンツはクロノアの耳元で何かをささやく。クロノアが驚いて目を見開くのを確認してから、身体を起こして自身を指で示した。 「自分で言ったことには責任持てよ?」 片腕の自由が利かないため、もたもた起きあがるクロノアがじれったく感じたのか、ガンツはクロノアを引っ張る。つんのめり、ガンツの胸にぶつかると、クロノアは右手で鼻頭をさすり、目の前の相手を見上げた。 「なんで…こんなこと…」 目尻を真っ赤に腫らして、クロノアは訪ねるが、ガンツは無言でその後頭部を自身に向けて押しつける。泣きじゃくりながら、クロノアが恐る恐るガンツ自身に手をふれた。小さな舌で先端をちろちろと舐めるが、そんな程度でガンツが満足するはずもない。さらに後頭部を手で押さえつけられ、クロノアは急にのどの奥まで埋まったそれの体積にむせた。 「ふぐ…んん──!」 少し顔を上げる度にまた頭を押さえ込まれる。そのたびにガンツ自身の体積が増していき、クロノアは呼吸するだけで精一杯だった。 「──っはあっ、はあっ」 ようやく解放され、肩で息をつくとガンツがぼそりとつぶやいた。 「理由なんて、ねぇよ。オメェを滅茶苦茶にしてやりてぇと思っただけだ」 だらりと動かないクロノアの左腕を掴んで、小さな身体をまたベッドに組み敷いた。激痛に顔をゆがめ泣きじゃくるクロノアの秘め所に、ガンツは自身をあてがった。すんなりと侵入できるわけもなく、無理矢理その内部に捻り入る。絶叫という表現は正しいのか、言葉にならない悲鳴を上げて、クロノアがしがみつく。 暴れる余裕もないほどの痛みに、クロノアは右手だけで必死にガンツにしがみついた。 「い、痛ぁ…!ガンツ、も、これ以上──」 身体が壊れそうな痛みに、クロノアは耐えきれないのか、ガンツにしがみついていやいやと首を振る。 「悪りぃけど気ィ遣ってる余裕なんかねェんだ」 そうつぶやきガンツはクロノアに二度目のキスをした。深く探りを入れられ、クロノアは無意識にその行為のほうに集中した。不思議と痛みが和らいだ気がして、瞼を下ろす。 (…気、遣ってくれてるくせに) 先程より幾分かガンツの表情が穏やかになっている気がする。半ば本能的にそれを理解して、クロノアはガンツを見上げた。痛みはもうだいぶ引いてきた。浮遊感、というよりも感覚が麻痺したような、ある種の快感を覚える。激痛の走る左腕を必死で持ち上げてガンツにしがみつくと、クロノアは絶え間ない律動に身を預けた。 「…すまねえ」 ぼそりと耳元でそう言われたとほぼ同時に、クロノアは身体の奥にひときわ強い熱を感じた。 「い、いたたた!!!もう少しゆっくりできないの?」 「薬はしみるモンなんだよ」 自分が撃ち抜いたクロノアの左腕に消毒薬を塗りながら、ガンツが答えた。 「けど、オレのせいだしな…ほかに痛い処はあるか?」 「全身」 ガンツの問いにむっすりとクロノアが即答した。先程まで相当無理な行為をしていたのだから仕方ない。 「病院は──」 「宿で仲間に撃たれましたなんて、言えないよ」 不機嫌そうに呟いたクロノアに、もっともだと頷いた。先程とはまったく逆の立場だが、ガンツはクロノアの真意を計りかねていた。 激怒どころか、少し不機嫌な程度のクロノアが不思議で仕方ない。 その理由を聞くことが何となく恐ろしい気がして、ガンツは黙ってクロノアの左腕に包帯を巻きつけた。 Next |
ちみっと猟奇ネタ。でも愛はあるな話を描きたかっただけです… うっかり続編になってしまいましたが、後編は短く終わりそうだなあ… 後編は一切痛い事なしだと思うんですが行き当たりばったりなのでなんとも(汗)。 ガンツ反省話で終わりそうだなあ…。 毎回毎回似たような話な上に、タイトルも決まりません。そろそろエロの描写が尽きてきました…しかもこの話へたすりゃ 萎 え な い か 。 文才のなさにがっくり… |