Untitled.3



この小説は18禁です。
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 朝起きると、ドアの下にメモ一枚が残されていた。
”出かけてくる。夜には戻る”
 くしゃりとその紙切れを握り締めて、クロノアはまたベッドに寝転んだ。
「……怒ってるよね。勝手に飛び出して…閉じこもって…」
 本当は、もうとっくにこの街を出ているはずなのに。
 引き裂かれたシャツを見られたせいか。それとも涙のせいか。
 どうにも声をかけづらいのは確かだろう。
 ガンツは無理に部屋に入ってこようとはしなかった。
 何度かドアがノックされたのに、食事が運ばれてくるとき以外は一切出なかった。
 その食事だって本当が二人で一回の食堂へ行ってするはずなのに、わざわざ運ばれてくるというのはおそらくガンツが手配してくれたんだろう。
 感情に流されても、ガンツは自分の背負った責任はとるタイプだった。クロノアの世話をすることも、昔連れ出したと きに責任を取るつもりだったと聞いたことがある。それは間違いなく本当だろう。
「今日は…どうしよう」
 ガンツが帰ってくるまでに時間がかなりある。少しくらい考えれば、部屋にガンツが来ても迎え入れることができるかもしれない。本当はとっくの昔にそれを実行して、話し合いをしなければならないはずだった。
 しかしそんなことも、クロノアには考える余裕はなかった。
 まぶたを閉じて浮かび上がるのは、あの寒気すら走る、気持ちの悪い行為。物欲しか求めないかのような、乱暴な性行為。
 それを振り払おうとしてもどうしても振り払えなくて、クロノアはガンツの前に出る勇気がなかった。彼はきっと、慰めるように抱き寄せてくれる。やさしく頭をなでて、キスもしてくれるだろう。
 だけれどその先は、何もないはずがなくて。
 体に触れられれば、きっとあのときのことを思い出して泣いてしまう。
 触れられることさえ罪だと思ってしまう。
 不可抗力とはいえ、他人に身体を許してしまったのだから。
「ボクは…もう……」
 誰にもきっと見せられない。
 寝間着の下にはうっすらと、乱暴すぎる情事の爪痕が残っていた。
 引っ掻かれて傷ついた肌。触れば鈍く痛みの走る皮膚。
 気持ちが悪かった。
 必死に身体を洗い流しても取れない感触。
 忌まわしい記憶がクロノアの脳裏に、浮かんでは消える。
 それでも思い出すたびに身体のあちこちが熱くなる。じんと熱を持ち始めた身体に、クロノアは躊躇いの表情を浮かべた。
「……こんなの、ダメ」
 かたく両肘を抱いて、唇をかみ締める。あんなことを思い出して、身体を熱くしてしまう自分が情けなかった。





「だからな、あの時はオレ、必死で周りなんか見えてなかったんだよ。お前、覚えてねェか?」
『いや、そんな事言われてもね』
 電話の受話器の先から、呆れたような声が響く。
 昔旅をしていたときの仲間は、今も自分の家で平和に暮らしているようだった。
「どっちにしても一番冷静なのはあんたなんだ。せめてアイツの気を紛らわす方法くらい教えてくれよ」
『紛らわす方法ね…。お前さんらしくないな、ドアもぶち破っていくようなやつがおとなしく待つとは』
「オレをどんな目で見てやがる…?
 それに、オレには今のクロノアにそんなことする権利なんかねェんだよ」
 ため息交じりに電話機に向かってつぶやいた。
 その台詞で、向こうもどれだけガンツが考え込んでいるかを理解したらしい。
『……ジャンガの件はワッシも調べておくとするよ。とにかく、気にかけているなら尚更、彼にちゃんと接してやらなきゃならん』
「……ああ、わかった。……サンキュ、パンゴ。よろしく頼む」
『気にせんでもいいよ。全国の花火師の知り合いに話を聞いて回るとするよ。そっちもがんばるんだぞ』
 苦笑しながらガンツは電話機を下ろした。
 ピーと音を立てて、小銭が電話機から出てくる。上を見上げれば、電話ボックスの外はもう暗くなっている。いけね、と小声でつぶやいて、ガンツは街の中央にある広場へと向かった。
 広場のすぐそこに、チェックインしている宿があった。キーを受け取って自室に戻ろうとして、ふと、ガンツはカウンターに戻った。
 こん、こん。
 ドアがノックする音が響いて、クロノアはまどろんでいた瞼を上げた。誰だろう。結局することがなくてベッドの上で眠りかけていたクロノアは、ドアの向こうで「オレだ」とつぶやいた声にびくりと身体を震わせた。
「少しだけ話…できねェか?」
 いつになく強気ではないガンツの口調に、クロノアは瞳を潤ませた。ガンツも思いつめていたのかもしれないと思うと、急に自分自身が憎くなる。
「ごめん…ガンツ…
 今…そんな気分じゃない…」
 布団に包まって、そう告げる。また無意識のうちに、身体が逃げることを選んだ。
「──どうしても話したい」
 がちゃりと、鍵が動く音がした。
 鍵は閉めているはずなのに、ドアが開く音がする。
 びくりと身体を震わせて、クロノアは何故だと強く疑問を持った。
「逃げるなよ、現実から」
 ドア越しよりもすぐそばに、その声はあった。身体がこわばる。動けなくなる。それだけこの声は、クロノアの中で大きな意味を持っていた。
「で、出て行って…!お願い、今は何も話したくない…」
 シーツを必死でつかんで、クロノアは叫んだ。これ以上この声がそばに近づいてはいけないと思った。
「……そうやって逃げてばっかりいて…てめぇ、いいのかよ」
「……お願い…ほっといて…ボクのことなんか…もう…」
 確実に、ガンツは自分に何があったのか知っている。
 慰めとかそんなもののために彼が今この部屋にいるわけではないことは、知っていた。
 ため息と同時に、ドアの鍵ががちゃりと閉まる音がした。
「放っておけるわけがねえから、鍵まで借りてきたんじゃねェか」
「……っ!」
 なぜ鍵が開いたのかが理解できて、クロノアはそこまでさせてしまったことに自身をさいなんだ。
「ジャンガに何をされたかくらい想像つく。認めたくねーが、アイツとは付き合いが長いからな」
 それは悪い意味での付き合いだと、クロノアは勝手に理解した。しかし、ガンツの口調に含まれている憂いには、気付かなかった。
「……くだんねーことで怒って…すまなかった」
 もう何で喧嘩したのかすらも覚えていないが、事の発端だった事件からまず謝罪された。
「おめーの事守ってやれなくて…すまねえ」
 二度目の謝罪。
 いつもなら強気な口調で、自分を引っ張っていってくれるはずなのに。
今日は違った。
「──ッ、さ、触らないで…よっ!」
 シーツの上から肩に触れられ、クロノアは必死に拒絶する。
「わかってるんでしょ…ッ!ボクの身体、もうめちゃくちゃなんだから…もう…、もう、誰にも見せられないんだから……やめてよ…っ」
 目に涙を浮かべて、シーツから顔だけ出した。その頬とあごをしっかりと、ガンツの片手が包み込んだ。
「……ッん…!?」
 乱暴に唇を奪われ、クロノアはびくりと身体を震わせた。侵入を阻む時間の余裕すらなかった。
「……っふ、んん…ふあ、ぁ…!」
 舌先が絡まるたび、身体が火照り始める。飲み込みきれない唾液の交じり合う音が、部屋に響いた。
「ん、…ゃ、あ…」
 乱暴に、しかし丹念に探られて、クロノアは熱くなっていく身体を意識した。唇が離れた瞬間、精一杯の腕力でガンツを押しのけた。
「やめ、てよ…、今、こんな気分じゃない…」
 ふるふると首を振って、クロノアは精一杯拒否した。
「……このままでいいのか?」
 耳元でガンツにつぶやかれて、クロノアはどきんとした。
 再度唇を塞がれる。
 二度目のそれは、気遣うようなやさしい口付けだった。
「……ん」
 ピクリと、身体は反応してしまう。それがいやで、クロノアは必死にガンツを振り払おうとする。
「や、ダメ。見ないで…」
 涙目で、剥がされかけたシーツを引き寄せた。しかしその抵抗も空しく、クロノアの身体を覆っていたシーツは剥ぎ取られてしまう。
 寝間着だけに包まれた華奢な四肢を、ガンツの手のひらが這い回った。
「……ッ、嫌!」
 必死に抵抗するクロノアに、ガンツは無理やりキスをした。
「ふ、う…ッ」
 びくびくと身体が震える。そのあいだにクロノアの寝間着はボタンをすべて外され、傷跡の残る肌が露わになった。
「……だ、ダメ…見ないで」
「……こんな深い傷までつけられちまったのか」
 治りの遅かった一番深い傷の上を、ガンツが指でゆっくりとなぞる。それはちょうど下腹部の辺りで、図らずもびくりと、腰が震えた。
「い、やだ…やめて…、これ以上見ないで…」
 ぽろぽろと涙がこぼれる。恥ずかしくて、情けなくて、どうしようもなかった。
 他人に抱かれた身体をこうして触れられることに、嫌悪感を感じた。
「……消してェんだろ?この痕…アイツの記憶も」
 また同じ場所をやさしく撫でられて、今度は間違いなく、自身が熱くなった。
「……ッ、嫌、いや、イヤ…ぁ!?」
 寝間着越しに、反応してしまった其処が触れられた。びくびくと腰を震わせながら、クロノアはまだ拒絶し続ける。
「ッあ、ダメ…!こ、んな…こと…っ、ふあ!?」
 舌が、胸の周辺にある傷の上を這い回る。まるで消毒するように、傷を治そうとするように、丹念に傷跡を舐めて、飾りまで上がり始める。
 小さな二つの飾りは、もう硬く尖り桃色に染まっていた。押し寄せる快感に震えるからだが、憎ましいとさえ思った。
「は、ぁ…ガンツ、だめ…」
 懸命に、抵抗を続ける。その抵抗もだいぶ弱くなってきたものの、ガンツにとってはどれだけクロノアが思い悩んでいるか知れて、歯がゆい気分だった。
「──ッ!!」
 硬く桃色に尖った飾りを、甘噛みした。ビクッとクロノアの身体が揺れる。そのたびに甘噛みしている部分が擦れ、快感がクロノアの身体を侵食していった。
「ひ、ひあ…やぁぁ!」
「……あいつに抱かれて、オレに引け目感じてんだろ…?」
 不意に、ガンツはクロノアの耳元でささやいた。
 不安そうにガンツを見上げるクロノアに、もう一度キスをする。
「少しでもそう思ってんなら…償えよ。オレだけ見れるようになりゃ上等だ」
 ささやかれた言葉は、甘い誘いそのものだった。
 償えという言葉が、救いに思えた。
 目に涙をためて、クロノアは強張らせていた肩から緊張を解いた。
「ごめんね…、ごめんね、ガンツ」
 謝りながら、肌の上を這い回る舌と指に身体を震わせる。
 ゆったりと、しかし確実に追い詰めるように施される愛撫に、クロノアは頭がおかしくなりそうだった。寝間着の上から自身を触れられて、思わず嬌声を上げる。
「っぁあ!?や、ふぁ、だめっ、そ、んな──はっぁ」
 もう濡れているそこを、寝間着越しに何度も擦り上げられる。そのたびにクロノアはぽろぽろと涙をこぼして、ガンツにしがみついた。
「っダメ、も、これいじょ…やぁぁ!ぁ!っくぁ…ひぃっ」
 限界を先読みして、ガンツは指にこめる力を変えていく。ゆっくりじわじわと快感を強めていく愛撫に、クロノアの頭は崩壊寸前だった。上り詰めそうな快感に、クロノアは必死で耐えた。
「が、んつ…も、だめ、こんなっ…!あぁ!」
 身体も一緒に壊れてしまいそうで、クロノアはびくびくと身体を震わせる。胸の飾りを、舌が吸い上げた。その刺激だけで果ててしまいそうなのに、ガンツの手や舌は巧みに快感を送り込み、クロノアの身体を追い詰める。
「あ──!?」
 ひときわ大きな快感が送り込まれ、クロノアはびくりと腰を震わせ果てた。ガンツにしがみついた腕を放す余裕すらなく、快感の余韻に震える。
 自身を服の上から触られただけだというのに、ここまで感じ入ってしまうのが恥ずかしかった。羞恥心に押しつぶされて、クロノアは泣きじゃくる。
「──も、やめ…」
「──まだ終わってねェ」
 寝間着の下穿きも、下着と一緒に脱がされる。果てて間もないクロノア自身が、外気に触れた。
「……っ!」
 急に冷たい空気に触れたそこが少しだけ震える。
 間髪いれずに、そこにガンツの指と舌が、同時に絡まった。先ほどとは違う緩やかな刺激に、クロノアは息をつめた。
「…っふ、は…う…あぁっ!?」
 舌が、指が、同時にそれの外側を這っていく。先ほどよりもむしろ強い刺激のように思え、開かれた足を必死に閉じようとする。それもしっかりと阻止されて、逃げ道はあっさりふさがれた。
「や、だめ、も、…ああぁ!」
 懸命にシーツをつかんで、身体中を暴れ回る快感に耐える。舌が這いあがるたびに達してしまいそうになる。先程から間もないというのに、身体はもう熱を吐き出したがっていた。
「いや、いやあ!ガンツっ…も、許して…ぁあ!」
 狂ってしまえばいいと思った。一瞬でもそんな思考に陥ってしまうほど、惚れているのかも知れない。狂わせて、自分しか見えないように、調教してしまいたい。
 それがどれほど悲しいことかも理解はしていたが、衝動だけは抑えられない。
 考えているほどにクロノアは弱くはない。そのために、何度も限界に追い込んでしまおうとする。
 はまりすぎている。他人目から見れば間違いなく危険だと知れるだろう、この関係も含めて。
「もっと、鳴けよ…クロノア」
 先端をわざと音を立てて吸い上げる。ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅと淫猥な水音が、耳に響く。音と快感に身体をがくがくと痙攣させて、クロノアはまた熱を吐き出した。
「……っ、が、んつ…も、もう…」
 身体が壊れてしまいそうな快感を、クロノアは無意識に求めた。そうでもしなければ狂ってしまうかもしれない。もっともっと、身体の奥を焦がすような熱を、与えて欲しい。
 クロノアの表情からそれを読み取ったのかもしれない。ガンツは喉を鳴らして口のなかに吐き出されたものを飲み込むと、その舌をクロノアの秘め処に滑り込ませた。
「…っひ…!?」
 今までとは明らかに違う、内部からの刺激に、クロノアは身構えた。身体の中まで見られているような感覚。それがなぜか、心地よくさえも思えた。
「あ、ガンツ、……はやく…っ」
 気持ちがいいものの、強く刺激を求める身体は疼きを覚え、先を急かす。体内を溶き解すように押し広げていた舌は、すぐにそこから離れる。
「……やっぱ、我慢できねェか」
 くっと小さな笑みを浮かべて、ガンツはクロノアの身体を抱き上げた。欲情して張り詰める自身を、その秘め処にあてがう。入り口にそれが触れただけで、クロノアの身体がびくりと震えた。
「や、はや、く…とめちゃダメ……っぅう…」
 暴走してしまいそうな身体を、クロノアは必死に抑えているようだった。焦らすようにその入り口に自身をわずかに出し入れしてやると、苦しそうに歯を食いしばる。
「お、おねが、い、もう…もう…」
 ふるふるとかぶりを振って、クロノアは耐え切れずガンツにしがみついた。これ以上焦らすのはもう、ガンツにとっても苦痛だった。焦らしたい欲求を抑えて、単純な性欲に身を任せる。クロノアの奥へと腰を押し沈めると、電流が身体中に通ったように、クロノアの身体が痙攣する。普段なら痛いと言うはずの行為も、すべて快感になりクロノアの思考を狂わせていった。
「あ、あぁ!ガンツ、だめ、そんなっ…!?」
 奥へ向けて精一杯腰を打ちつける。激しく突き立てる律動が、触れるだけのときと比べ物にならない快感を生み出した。その快感の渦を、クロノアは必死にガンツにしがみつき耐える。
 繋がり熱を持ち始めたそこが、クロノアの身体へどんどん熱を持っていく。何度も絶頂させられた身体には、それで限界だった。奥へと突き上げるだけで、嬌声がどんどん高くなっていく。
「強請ってみろよ、そしたら…許してやる」
 耳元でぼそりと、そんな台詞が聞こえた。回らない頭で必死に意味を理解して、クロノアはしがみつく腕に精一杯の力をこめた。
「も、もっと…奥、に…ふぁ!」
 搾り出した懇願の言葉を聞いているのかいないのか、ガンツはクロノアの背にしっかりと腕を回し抱きしめた。
 絶えず淫らな音を立てる交わりが、そろそろカウントダウンのようにクロノアの意識を朦朧とさせた。
「まァ…いいか。許してやるよ」
「…っふ、ぁああ!?」
 ひときわ奥まで突き上げると、クロノアは大きく身体をのけぞらせた。びくんびくんと何度も痙攣し、白濁の液体を吐き出す。それと同じものを、同時に小さな身体の中へと流し込まれ、意識を手放した。




 目が覚めてすぐに飛び起きた。腰が重たい。ひどい痛みも感じる。
 しばらくはその痛みと起き抜けの状態でボーっとするしかなかったが、目が覚めるうちにはっと、意識がなくなる前のことを思い出した。
 むせ返るほど熱い空気のなか、夢ではなくて本当に、めちゃくちゃに犯されたことを実感した。
 淫らな声を上げて、すがり付いて、自分からそうしてくれと強請った。
 望んだこととはいえ、狂ったように乱れる自分自身を思い出すと、何も言えないくらい恐ろしかった。
「わかってたくせに…ね」
 どれだけ自分の気持ちを否定しようと、最後にはこうなることは分かっていたはずだった。
「……起きたか」
 つぶやいてから数秒。隣で眠っていたガンツが、けだるそうに瞼を持ち上げて尋ねてきた。
 こくりとうなずいて、伸ばされてきた手をぎゅっと、つかんだ。
「……そんな顔すんな。もうオメーの罪は償ったんだろ?」
「……そんな単純でいいの?」
 素直に疑問を口にすると、つかんでいたガンツの手が無理やり肩を押さえつけて、引き寄せた。
「……っ!」
 唇と唇が重なり合う。ただそれだけのキスは一瞬で済んだ。
「バカ。今度はオレが償う番ってことだよ。
 ……ジャンガの野郎を見つけて、倒す」
「……!」
 抱き寄せられ、背中をやさしくさすられる。それがとても心地よくて、クロノアは瞼を閉じる。
「あいつを仕留めきれなかったのも、オメーがあんな目にあったのもオレのせいだ。オメーの次の仕事は、オレがやつを倒すまで…留守番してること。……いいな?」
「……!?
 お、おいてくの?ボクのこと…」
 急に告げられた言葉に、クロノアは顔を上げて目に涙を浮かべた。
「……そう、なるな。今回ばかりはオレだけの仕事だ。……わがままは言うなよ」
 念を押されてクロノアは口ごもる。
「ボク、ガンツのそばにいたい……一緒にいたいよ…」
「……わがまま、言うな」
 くしゃりと頭をなでられ、クロノアはシーツを頭からかぶって泣き伏した。




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な…長くなっちゃったんでここでいったん終わり…
あ、あれー。笑

本当は回想ジャンガンの予定だったんですが私には無理ですた。